CDの印税でアーティストが受け取る割合って一体どれくらいなの??

アーティストはほとんど印税で食べているという話を皆さん1度は

耳にしたことがあるんではないかと思うのですが、

実際にアーティスト活動の基本の「き」であるCDが売れることによって、

彼らはどの程度儲けているのでしょうか??

この記事では、CDが売れた場合にどこにどれだけの割合のお金が動くかを

3000円のアルバムCDが1枚売れた場合を例にとって、

アーティストが受け取る印税の割合や、著作権使用料の話など、

一気に説明していこうと思います。


CD印税割合2.jpg




◆アルバムCDがメジャーレーベルから出ている場合の印税の割合


3000円(税別)のCDが1枚売れた場合の売上が、どのように分配されるかですが、

まずは下の画像を見ていただけたらよくわかるかと思います↓

CD印税割合1.PNG


※この画像のケースは、レーベルが原版を制作していない場合を指します。

※プロデューサーが印税契約の場合は、原盤印税から支払われるのが一般的。

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◆原盤印税(アーティストの印税はここから出ます!)


原盤印税とは、CDの原盤を作った制作者(主にレコード会社)に

支払われる印税のことです。


※音楽業界の形態が多様化する現在では、

レーベルが音源制作に携わっていることも多いので、その場合は、

後の④でレーベル分について書いているのですが、それとは別に

原盤印税も一定の割合がレーベルに振り込まれます。

アーティストの取り分(1%=30円)と制作者の取り分を合わせると、

全体の12%~16%となり、3000円のCDでは360円~480円となります。

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◆JASRACに支払われるお金(著作権使用料)の割合


著作権使用料とは、JASRAC(日本音楽著作権協会)に支払われるお金のことで、

全体の6%、3000円のCDでは180円です。

この中から音楽出版社、作詞家、作曲家に著作権使用料が支払われます。

因みに、音楽出版社とは楽曲のプロモーションを行っている会社のことです。

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◆CDのレーベルが受け取る割合


そもそもレーベルって一体何をやってるんだ?って人も多いと思うのですが、

レーベルの仕事をかなり噛み砕いて言うとしたら、

レコードを制作して、そのレコードがよく売れるように投資することです。

つまるところレーベルとは、アーティストと契約し、

レコード(CDなど)の制作、宣伝、発売を行う事業者のことを言います。

CDのデータが完成してから、小売店に並ぶまでの仕事を主にレーベルが担っていると

覚えておくとわかりやすいかと思います。

CDに収録する曲のデータが完成(レコード会社)

CDの販売予定枚数を大量製造(レーベル)

広告やwebなどを使って販促(レーベル) ※レコード会社と被る部分あり

小売店の見やすい位置に並べてもらえるように宣伝営業(レーベル)

小売店にCDを発送(レーベル)

小売店にCDが並ぶ(流通)


以上のレーベルの仕事でかかってくる経費は次の3つです。

・CDの製造費

・販促宣伝費

・製造したCDの管理費(輸送費を含む)


これらを合わせたものがレーベルに振り込まれるお金の割合で、

全体の33%~37%にあたります。

3000円のCDに換算すると、1枚につき990円~1110円程度になります。

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◆CDの流通分


小売店の取り分はCDの定価の25%~27%で、750~810円です。

※ちなみに、アルバムCDがインディーズレーベルから発売されている場合ですが、

インディーズレーベルは契約の自由度も高く、流通までの過程も

多岐に渡っているので、一概にこうです!は言うことができません…

CD印税割合3.jpg


いかがでしたでしょうか?

アーティストの印税が思ったより少ない…と感じた人も多いのではないかと思います。

しかし、メディアが発達し、そこら中でフェスが開催されている今の世の中では、

一昔前とは違ってアーティストの収入源は、CD売上ではなくなりました。

むしろ稼ぎは、CD売上以外の部分の方が遥かに大きくなってきています。

これからは、ますますインディーズレーベルの力が強くなっていくと

言われていますから、せっかくこの記事で説明した内容は、

近いうちにどんどん変革されていってしまうんだと思います(苦笑)


でも取り敢えずは、皆さんがCDが手に入れるまでには、

本当に多くの人の色々な仕事が関わっていて、

1枚売れるだけでも、1円単位で様々な会社や団体のもとにそのお金が

動いていくということだけでも皆さんに知っておいてもらえたら幸いです。

CD印税割合4.jpg

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